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南海さんの体験記 in 1996

妻の姪で高校一年生ですが、妻が行っていたのを知っているので何の不安もなく行ったと思っていましたが、いろいろと思うところもあったようです。

みなさん、こんにちは。4月に入り、植物達の芽もほころびかけている今日この頃をいかがお過ごしでしょうか。私は春の陽気につられ、学生の仕事の"勉強"をほっぽり投げ、昼寝、三度の食事と部活で一日が暮れるという毎日を送らせていただいております。

話 は変わりますが、みなさんは飛行機に乗ったことがあるでしょうか。私は小さい頃に一度だけ乗ったことがあるそうなのですが、何しろ小さかったので、もちろ んなにも覚えていません。ところが、こんな私に父の「一緒に言ってみたら。」の一言で飛行機に乗れるチャンスが出来たのです。しかも、行き先は・・・。そ う、インド。飛行機初搭乗+初旅行(しかも海外)のことで、12月19日の出発まで私の胸はいっぱいでした。

そして迎えた19 日、・・・突然、夢いっぱいの胸に不安というものが走ったのでした。私は今回一緒に行く二人に合流するために、まず、関西国際空港まで行かないといけな かったのですが、そこまでは一人で行かないといけなければいけないんだな、ということに気付いてしまったのでした。まず飛行機に乗るまであたふたし、乗っ てからも、スチュワーデスさんに「ジュースとスープどちらがよろしいですか。」と聞かれ、またあたふたと「ス、スープ・・・」と答えてしまいました。本当 に今までにない緊張を体験することが出来てうれしいやら、恥ずかしいやらと言ったところでしょうか。そして、「たかが45分、されど45分」という時間を 経て、私は関空に無事到着、二人に会うことができたのでした。

関空からシンガポールまで6時間、シンガポールから4時間のフライト を開き直った私は、「ふふん、このくらい・・・」という気持ちで二人とインドへ向かいました。インドに着いたとき初めて心に走った言葉は、「寒い。」とい う2文字。本当に少し震えるくらい冷え込んでいて、「インドは暑い!」と言う私の勝手な思いこみは、「木っ端みじんにくだかれた!」と言うぐらいの驚きで した。ダムダム空港では、ドクターと奥様のバーナリーが、出迎えてくれました。久しぶりにあったドクターは、相変わらず陽気で、「Oh! ナミー!」と声 をかけてくれました。バーナリーさんとも「ナ、ナイス トゥ ミー チュー」と使い慣れない Englishであいさつし、ドクターの愛車"マルチ・スズキ"でゲストハウスへ向かいました。ゲストハウスではベルギー人のウィリーさんとマリールイス さん夫妻が深夜にも関わらず、やさしく迎えてくれました。ここでも私は英語でドキドキしながらのあいさつでした。「英語勉強しときゃよかったよぉ!」と少 し後悔。で、インドのでっかい蚊と戦いながら床に入ったのでした。(今思うと、あの日は本当に長かった。)

次の日からは、二日程を 除き、クリニックとゲストハウスを行き来する毎日でした。交通手段はドクターの車、バス、リクシャー、オートリクシャー、電車、地下鉄(鹿児島には地下鉄 ないのに!!)のいずれかと、自分の足(当たり前か!)。滞在していた一週間の間に、私のジーパンの太股の裏の方は、バスでゴトゴト、オートリクシャーで ゴトゴト、車でゴトゴトと毎日揺られていたせいか、色が取れてほぼ真っ白になってしまいました。それから、ある日バスで、"超ウルトラスーパー RASH!!"にみまわれ、私たち日本人三人はあと一歩で窒息死と言うところまで追い込まれたのでした。あれは本当にすごかった。・・・思い出しただけ で、ひたいから汗が・・・・。

クリニックでは私は二人と違い、いわゆる初心者で、注射を打つのはもってのほか患者さんの傷を消毒 し、薬を塗ってあげるという仕事がやっとという感じで、それさえもおぼつかなく、足手まといになるばかり。ドクターや他の人たちに、「立派に仕事をしてい る。」と言われたときも、申し訳ない気持ちと反対にうれしい気持ちで、ごちゃごちゃな気分でした。現地やボランティアの人たちには今度いつ会えるか分から ないけれども、そのときにはもっと大人になって、英語もうまくなって、「あの時は本当にいろいろとごめんなさい。」と一言謝れたらいいなぁ。

ほ かにも、いろいろな思い出があります。さっき書いた"二日程を除き"の二日間で、サダルストリートまで行ってショッピングをしたことや、生水で作った氷入 りのヨーグルトを飲んだのに全然平気で、「なかなか強い体しているじゃないか」と思ったこと。クリスマスにはちゃんとケーキを食べて、マザーハウスのミサ へ行き、マザーテレサと握手したこと、etc. 言葉では言い表せないほどインドを心と体で楽しませてもらいました。この文章を書く前に、「悪かった点も 書いたりしていいからね。」と言われたのですが、無いんです。本当に。私はそれはきっと三人で旅して、しかもそこには暖かく迎えてくれる人がいたからだと 思うのです。きっと自分一人だけだったら、もしかするとレポート用紙に一枚くらいは悪く書くことがあったかも。楽しかったことだけを書けるのは、幸せなこ とですよね。二人には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。それから、家族や親戚、ドクターを始めとするインドの人たちにも、ここでお礼を言わせていただき たいと思います。本当にありがとうございました。あと、わざわざここまで読んで下さったみなさま、こんなヘタクソな文章を読ませてしまいまして、申し訳あ りませんでした。

また絶対インドへ行くぞ・・・